東京外国語大学言語モジュール

4.2. 共鳴音(14種)

 共鳴音 sonorants とは音声学的には口腔内の形状により肺気流が響くことにより発生する子音のことですが、ビルマ語学としては本来的に有声音である共鳴音のうち、出始めが無声になる無声化音と音韻的にペアをなすものを共鳴音として分類しています。

 阻害音のように規則的な音変化(有声化)は起こりません。形態的に有声音と無声化音がペアをなす語群があります。

ビルマ語の共鳴音を表にまとめると以下のようになります。

 

  両唇 歯茎 硬口蓋 軟口蓋
鼻音(有声) m- n- ɲ- ŋ-
無声化鼻音  hm- [m̥m]   hn- [n̥n]   hɲ- [ɲ̊ɲ]   hŋ- [ŋ̊ŋ] 
 接近音(有声) w- l-  y- [ʝ(~j)]   
無声化接近音 hw- [ʍw-] hl- [l̥l] ɕ- [ç]  

 

 

 次の小節では鼻音の有声音と無声化音、側面音/接近音の有声音と無声化音について順に学習します。

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