東京外国語大学言語モジュール

2.3. 軽音節 Ci(Cm)ă-
 軽音節 Minor Syllableは前項の重音節と異なり、声調がない音節になります。また末子音もありません。基本的に頭子音と声調のない母音-ăからなります。介子音が起きるのは非常にまれです(恐らく2語しかない)。


 また単独で発音されることはなく、必ず後ろに別の音節が続きます。

 

1. 2音節語の初頭音節に現れる例

အမေ [ʔămè ]
သခင် [t̪ăkʰìɴ ] 主人

2. 3音節語の最初の2音節が軽音節である例

ကုလားထိုင် [kălătʰàiɴ ] 椅子
သမ္မတ [t̪ămădâ ] 大統領

3. 3音節語の真ん中の音節に軽音節が現れる例

မန္တလေး [máɴdălé ] マンダレー(地名)
ပတ္တလား [paʔtălá ] 木琴

4. 介子音が現れる例

မြန်မာ [myămà ] ミャンマー(地名、民族名)
ဗြဟ္မာ [byămà ] ブラフマー、梵天

 

 なお、軽音節は単独で発音されることはありませんが、接頭辞の多くは軽音節です。

[mă- ] 否定辞
[ʔă- ] 名詞化接頭辞

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