東京外国語大学言語モジュール

1.1. 使用地域と人口

 ビルマ語はミャンマー連邦共和国(以下「ミャンマー」)を構成する最大の民族であるビルマ族の言語です。ミャンマーの唯一の公用語で、同国の教育言語でありメディアの言語です。ミャンマーには135の民族が暮らしているとされ、その共通語でもあります。ビルマ族以外の人たちがたくさん住んでいる地域では、その地域における主要民族の言語が共通語となっていますが、そういった地域でもビルマ語がだいたい通じます。ただ通用範囲はほぼミャンマー領域内に限られ、ミャンマー以外ではタイやマレーシア、シンガポール、台湾、韓国、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアといった移住先に小さなコミュニティがあるだけです。

 ミャンマーの人口は5371万人(2018年推計)で、その7割がビルマ族とされています。つまり3700万人以上の母語話者がいるということです。またミャンマーに居住する他の民族の人の多くもビルマ語を第二言語や第一言語として習得します。

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