東京外国語大学言語モジュール

ビルマ語 発音モジュール理論編について
このモジュールは主として日本語話者を対象にビルマ語の発音についてできるだけ詳しく、しかし難しくなりすぎないように説明することを心掛けて作成しました。またこれは実践編ではないのですが、単音の発音だけでなく、いくつかのまとまりについても聞き取り練習ができるように工夫されています。

ただ正確さを期すため少し専門的な用語も用いていて、そのあたりは難しいと感じるかも知れません。理解できない場合はIPA国際音声字母(記号)を参考にしてみてください。

また発音とは直接的に関係ありませんが、終わりの節に文字の読み方についての説明を少し書きました。併せてご参考にしていただければと思います。

全てではありませんが、単元の最後に聞き取り練習があります。聞き取り練習では日本語話者が特に聞き分けが苦手なものを取り上げました。基本的に全てよく使う語彙を用いていますので、聞き取り能力の確認、向上に利用していただければと思います。

本モジュールの表記法は基本的には加藤昌彦(2019)『ニューエクスプレスプラス ビルマ語』(白水社)に準拠していますが、阻害音の気音は「-h」ではなく「-ʰ」と表記している点が異なります。また必要に応じてIPAも載せてあります。詳しくは1.3. 発音記号対照表をご覧下さい。