東京外国語大学言語モジュール

8. さらに学びたい人のために
 トルコ語の発音モジュール理論編はこれで終わりです。いろいろ難しいところも多かったと思います。お疲れさまでした。
 さて、トルコ語の音声についてさらに学びたい人のために参考書をあげなければならないのですが、日本語で書かれたもので音声を特化して扱ったものはありません。
 ですから、このサイトの会話モジュール(http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/tr/dmod/index.html)などで実際に音声を聞いてみたり、各種語学書に附属のカセットテープやCDに収録された音声を聞いてみたりするのが現実的な道でしょうか。
 まずは細かい単音よりも文全体のイントネーションを繰り返してみましょう。それによってトルコ語らしい発音になっていくと思います。
 ということで、何冊かの読みやすい語学書と、理論編を書くために参考にした著書・論文を挙げて、この理論編を締めくくりたいと思います。
 
語学書(附属CD・テープがあるもの)
アイデン・ヤマンラール、ヤマンラール・水野美奈子(1998)『250語で覚えるやさしいトルコ語会話』白水社
大島直政(2004)『エクスプレス トルコ語』白水社
野田納嘉子(1999)『語学王 トルコ語』三修社
参考文献
川口裕司(2005)「現代トルコ語の音体系 ―分節音に関する批判的レビュー―」『語学研究所論集』東京外国語大学語学研究所
林徹(1989)「トルコ語」亀井孝他編『言語学大辞典 言語編(中)』三省堂
福盛貴弘(2004)『トルコ語の母音調和に関する実験音声学的研究』勉誠出版
福盛貴弘、デニズ・ビョケソイ(2006)『旅のお供に 今すぐ使えるトルコ語入門』勉誠出版