東京外国語大学言語モジュール

7.3. その他
 ここでは、これまでのところに当てはまらなかった文例をいくつか見てみましょう。
 「~かしら」の意味となるacabaが文末についた時は、その文のイントネーションはacabaを含めた全体で実現されます。
 
 
 疑問詞疑問文で、acabaが文末となり上昇調で実現しています。
Kaç lira acaba?
 
 
 「~ですね」の意味となるdeğil mi?が文末についた時は、その直前までは下降調で終わり、değil mi?のところは付加的に上昇下降調となります。değil mi?のところは、miのアクセントによる直前の(değilのところ)上昇とイントネーションによるmiの下降で成り立っています。
 
Oldukça uzun bir yolculuk oldu, değil mi?
 
 
 mi4は文末だけでなく文中に入ることがあります。その場合も文末と同様に、基本的にmi4のアクセントによる上昇調とその後のイントネーションによる下降調で実現されます。
 
Rahatsız mısın yoksa?
 
 
 以下に示す例は、たしなめるような口調で話しているため、感情的機能が重畳し、自然下降に沿った下降調よりは平坦調になって実現している例です。
 
Ders, sadece sınav zamanı çalışılmaz!