東京外国語大学言語モジュール

7. イントネーション (1/4)
 イントネーションとは、単語より大きな単位、すなわち文や句に対して主に高さ、それに伴う強さ・長さ・声質などが関わって実現する超分節音的特徴です。
 まずは、よく使われる文のイントネーションを例示します。ここで示すのは音響音声学的手法で析出された基本周波数曲線と呼ばれるもので、縦軸にHz(ヘルツ)を単位とする基本周波数、横軸にmsec(ミリ秒)を単位とする持続時間長を示した図です。この図を手がかりに、高低・上昇・下降の変化を見てみてください。
(会話モジュールで用いられた例文を使って、基本周波数曲線を出しています。なお、開始100msecの間にはサイレンスを入れたため、基本周波数があらわれていません。なお、基本周波数曲線の図の下の「1.挨拶する」は、会話モジュールの教室用の課に対応しています。提示された文の前後の脈絡は、そちらのページでご確認ください。)
 
Merhaba Mehmet Bey.
Günaydın.
Nasılsınız?