東京外国語大学言語モジュール

5.9. ş, j
 şは無声後部歯茎摩擦音[ʃ]で、jは有声後部歯茎摩擦音[ʒ]で実現します。音素はそれぞれ/ʃ/と/ʒ/になり、特に目立った異音は観察されません。/ʒ/については、外来語・借用語にのみ実現する音ですので、機能負担量は小さく、しばしば5.6.で示す有声後部歯茎破擦音[dʒ]で実現することがあります。
şarap, Japon, şans, jant
paşa, kaş, kaşık, kaşlı
beş, bej