東京外国語大学言語モジュール
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発音モジュール
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もくじ
1. トルコ語概説
1.1. トルコ語の系統
1.2. 使用地域と人口・標準語
2. トルコ語の文字
2.1. 現行文字の成立
2.2. アルファベット
3. プロソディ(アクセント・イントネーションを除く)概説
3.1. 音節
3.2. 母音調和
3.3. 子音の交替
3.4. 母音の脱落
4. 母音
4.1. 母音の特徴
4.2. 狭母音
4.3. 半狭~半広母音(中母音)
4.4. 広母音
4.5. 音響音声学による音響ダイアグラム
5. 子音
5.1. p, b
5.2. t, d
5.3. k, g
5.4. m, n
5.5. r
5.6. ç, c
5.7. f, v
5.8. s, z
5.9. ş, j
5.10. h
5.11. y
5.12. l
5.13. ğ
5.14. その他
6. アクセント
6.1. アクセント総論
6.2. 基本的なアクセントパタン
6.3. 例外的なアクセントパタン
6.4. 複合語のアクセントパタン
7. イントネーション
7.1. 平叙文
7.2. 疑問文
7.3. その他
8. さらに学びたい人のために
戻る
m, n
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ç, c
5.5. r
rは語頭では有声歯茎ふるえ音[r]あるいは有声歯茎接近音[ɹ]で、語中では有声歯茎はじき音[ɾ]で、語末では有声歯茎接近音の無声化および摩擦化した音[ɹ̝](1949年版IPAで採択されていた有声歯茎摩擦ふるえ音のふるえが弱く無声化した音[r̝])で実現します。これらの音は音環境による相補分布が成立しているので、音素は/r/にまとめられます。
rahat, rıza
kara, kere, orta
nar, var, bir
なお、語末のrはぞんざいな発話スタイルでではしばしば脱落します。
bir dakika, bir dakika(rの脱落), bir tane, bir tane(rの脱落)