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3.アクセント・イントネーション
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3.「~は~です。」のイントネーション
発音モジュール 実践編
1. インドネシア語の響き
2. 母音・子音ほか
2.1. 母音(1)
2.2. 母音 (2)
2.3. 二重母音
2.4. p,b,t,d,k,gの発音
2.5. sの発音
2.6. hの発音
2.7. c,jの発音
2.8. l, rの発音
2.9. m, n, ny, ngの発音(1)
2.10. m, n, ny, ngの発音(2)
2.11. 半母音w, yの発音
2.12. sy,z,f,v,khの発音
3. アクセント・イントネーション
3.1. アクセント(1)
3.2. アクセント(2)
3.3. 「~は~です。」のイントネーション
3.4. 「~です,~は。」のイントネーション
3.5. 動詞・形容詞を使った文のイントネーション
3.6. 疑問文のイントネーション
3.7. イントネーションのまとめ
3.8. ng+母音とng+gの発音
3.9. 同じ母音の連続
4. 音連続・脱落など
4.1. 子音連続(外来語)
4.2. 閉鎖位置の異なる子音の連続
4.3. 接辞の付加による発音の変化
4.4. 半母音w,yの挿入
4.5. hiとhuの発音
4.6. hの脱落
5. アルファベットほか
5.1. アルファベット
5.2. 数字
5.3. 曜日
5.4. 月
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アクセント(2)
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「~です,~は。」のイン...
3.3. 「~は~です。」のイントネーション
インドネシア語の文のイントネーションは,前項までで練習した2つのアクセントパターンの組み合わせからなります。
例えば,Itu buku saya.(それは私の本です。)という文のイントネーションは,2つのポーズグループ,「itu(それ)」と「buku saya(私の本)」の組み合わせで,以下のようになります。ポーズグループの間にはポーズ(イメージでは赤斜線)が入ります。
Itu buku saya.
(それは私の本です。)
上の文には「~は」や「~です」にあたる語がありません。インドネシア語では,それらの働きをイントネーションが担っているのです。つまり,上の文では,「~は」は「尾音節にアクセントがあること」によって,「~です」は「第2尾音節にアクセントがあること」によって表されているのです。以降,「~は」にあたる部分を主語,「~です」にあたる部分を述語と呼びます。
練習 イメージを参考に,モデルに合わせて発音しましょう。
1
Itu adik saya.
(それ 弟・妹 私 → それは,私の弟です。)
2
Nama saya Joko.
(名前 私 ジョコ → 私の名前は,ジョコです。)
3
Buku itu buku saya.
(本 それ 本 私 → その本は,私の本です。)
4
Nama adik saya Ayu.
(名前 弟・妹 私 アユ → 私の妹の名前は,アユです)
5
Buku itu buku adik saya.
(本 その 本 弟・妹 私 → その本は私の弟の本です。)