東京外国語大学言語モジュール

6.4.3. 軽声音節
 複音節語の語末以外,即ち,語頭と語中の音節に短母音/a, i, u/が現れると,一般的な音節構造では現れないはずの「CV−」という音節が認められます。つまり,一般的な音節構造では母音が短母音である場合には必ず末子音を要求しますが,ここでは末子音を欠いているわけです。
 そしてこのときの音節の声調は「/  /:中平調[33]」となります。
 これを「軽声音節」と言います。
 
ລັດຖະບານ     /latthabǎan/ [lat33 tha33 baan25 ]政府
ອຸບັດຕິເຫດ     /ʔubáttihèet/ [ʔu33 bat34 ti33 heet21 ]事故