東京外国語大学言語モジュール

7.1. 文字体系の概略
 ラオス文字は,「子音字」と「母音符号」および「声調記号」からなります。原則として一音一字の表音文字です。
 ラオス語では伝統的に子音字が文字の中心的存在で,それに「母音符号」と「声調記号」を上下左右のいずれかに付すという考え方ですので,ここでは子音字,母音符号,声調記号という用語を使用することにします。
 基本子音字は,26字で,母音符号は,基本母音字,二重母音字,複合母音字などいろいろあり,全部で36種あります。また声調記号は4つです。これらを一定の規則に従って「音節」を表します。