東京外国語大学言語モジュール

6.1. 声調体系の概略
 ラオス語の声調は5つとも6つとも言われていて,地域差が著しいのですが,その中でも,首都ヴィエンチャンの発音が標準的であると認められつつあります。
 ヴィエンチャン方言の声調は,「中平調」「低降調」「下降調」「中高調」「上昇調」の5つです。
 各音節がどのような声調をとるかは,頭子音や末子音,さらには母音の長短の別による音節の種類からなる声調規則によって決まります。