東京外国語大学言語モジュール

2.3. 音節
ひとつの音節には、必ず ひとつの母音が含まれます。その母音に子音が組み合わさることで様々な音節のパターンが生まれます。ここで言う母音とは、発音の観点からみた母音のことであって、母音の綴り字のことではありません。また、フランス語では、それぞれの音節がほぼ同じ長さで発音される傾向があります。 母音で終わる音節を開音節といい、子音で終わるものを閉音節といいます。
[参考]
ヴィオラン (François Wioland) によると、約87,000の音節を含む音声資料について調べたところ、母音で終わる開音節は70%以上を占めていました。ところがアクセントの置かれる音節では、開音節と閉音節は同じくらいの頻度だったそうです。
Wioland, François (1991) Prononcer les mots du français, Paris, Hachette.