平叙文でも文の特定の語を強調することができます。そのためには,際立たせたい語にイントネーションの中心を置きます。
								イントネーション型は,1型あるいは2型が用いられます。1型は中立的なニュアンスを持ちます。
								次の文を聞いてください。
				
					 
						На како́м этаже́ вы живёте?  Я живу́ на шесто́м этаже́. | 
					
					 
						(あなたは何階に住んでいらっしゃいますか?) (わたしは6階に住んでいます。) | 
					
				
							上の文では,「何階?」に対して答える必要があるので,「6」という語に中心が置かれます。
								一方,2型は,「ほかではなくこれ」というようなニュアンスで特定の語を際立てます。次の文を聞いてください。
				
					 
						Вы живёте на пя́том этаже́?  Нет. Я живу́ на шесто́м этаже́. | 
					
				 
						(あなたは5階に住んでいらっしゃるのですか?) (いいえ,わたしは6階に住んでいます。) | 
					
				
							上の文では,「5階ではなく6階」ということを伝えなければいけないので,「6」という語に中心が置かれ,2型で発音されます.