東京外国語大学言語モジュール

解説

2.3や3.1で学んだ濃音化はいわば規則的な濃音化ですが,ここではそれ以外の特殊な濃音化を学んでみましょう。

(1) 2単語間での濃音化
解説:用言の -ㄹ 連体形の直後に平音で始まる体言が来るとき,その体言の頭の平音は濃音化します。ここでは後ろに不完全名詞수,것/거が来る例で練習しましょう。

用言+ㄹ+ → 用言+ㄹ+[쑤]
用言+ㄹ+것/거 → 用言+ㄹ+[]/[]

また,体言の直後に来る不完全名詞거も濃音化します。これも併せてやってみましょう。

体言+ → 体言+[]

몇(何),못(…できない)は,後ろの単語と分かち書きするが,実際の発音の時は後ろの単語と続けて一気に発音される傾向があります.その時,直後に平音の単語が来ると,その単語の頭の平音は濃音化します.

몇 사람 → [멷싸람] → [며싸] 
못 가요 → [몯까요] → [모까]