東京外国語大学言語モジュール

解説

   連濁は多くの複合語で起こりますが、起こりやすい語や起こりにくい語があります。
1) 和語は連濁が起こりやすい。(例: ゴミ箱本棚青空
2) 漢語は連濁が起こりにくい。(例: 入学試験音声変換記念講演
   ・ ただし、よく使用される語は連濁を起こす。(例: 黒砂糖和菓子運動不足株式会社
3) 外来語は連濁が起こりにくい。(例: デジタルカメラアイスコーヒーカセットテープ
4) 擬声語、擬態語は連濁が起こりにくい。(例: クルクルフラフラ
5) 同じ名詞や同じ動詞を二つ並べてできた複合語は連濁が起きる。(例: 人々木々
6) すでに濁音を含んだ語では連濁が起こりにくい。(例: 合鍵夏風邪
7) 意味が類似している語の連続、意味が相反している語の連続では連濁が起こらない。(例: 目鼻親子行き帰り読み書き