東京外国語大学言語モジュール

Step1 : 目的フォーカス動詞の -in動詞

 語根の後に接辞の -in が添加されたものが -in動詞で、 -in動詞は、ほんのひとにぎりを除いて、すべて目的補語を主語にする動詞です。目的補語とは日本語で「~を」に相当する名詞句で、今まで学んだ mag-動詞や -um-動詞が述語の位置にくる動詞文においては、 ng句や sa句で表されていたものです。 -in動詞を使った動詞文では、それぞれの補語は以下のように表されます。
 
 目的補語
「~を」
ang句
 行為者補語
「~は、~が」
ng句
 方向補語
「~に、~へ」
sa句
 場所補語
「~で、~から」
sa句
 恩恵補語
「~のために」
para sa句
 
Kumain
ako
ng mangga.   
私はマンゴーを食べました。
 
行為者補語
目的補語
 
Kinain
ko
ang mangga.
私はマンゴーを食べました。
 
行為者補語
目的補語