発音上のもうひとつ大切な点が、末子音の発音です。末子音は音節の最後にある子音で、その子音を出す口の形はするけれど、はっきりと耳に聞こえない、という音です。
この末子音は、日本語を話すときも意識せずに発音しています。同じように「サッツ」と聞こえても、次のような語を言うつもりで途中でとめたら、その時の口の中の形は少しずつ違うはずです。
次の日本語を読みながら、「:」の記号のところでとめてみてください。そうすると、カンボジア語の例の語になります。
「サッ」 と聞こえる音の区別=さっ:ぱり、さっ:と、 さい:ち、サッ:カー
同じように「サン」と聞こえても、次のような語を言うつもりで途中でとめたら、その時の口の中の形は少しずつ違うはずです。
次の日本語を読みながら、「:」の記号のところでとめてみてください。そうすると、カンボジア語の例の語になります。
「サン」 と聞こえる音の区別=さん:ま、3:人、 さん:にゃ、山:岳