A
Hi! It was so hard to get here. The line at the elevator was so long.
お待たせ~。ここに着くのに苦労したわ。エレベーターの列がすごく長かったの。
"line at the"はつなげて発音され、「ラインナッディ」と聞こえる(米英語、英英語と共通)。
Look, I even scratched my elbow on the edge of the jeepney.
ほら、ジプニーの角に肩を当てて擦り傷もできちゃった。
"Look"の/ʊ/は米英語、英英語に比べて円唇化して発音され、「オ」に近い音に聞こえる。
jeepney"jeepney"とはフィリピンの乗り合いバスのこと。「ジプニー」
This is not my day friend.
ツイてないな。
B
That’s sad.
お気の毒。
"sad"は米英語に比べて、口を縦に大きく開けて発音されている。
Cover that up. I have band-aid here.
絆創膏あるから、そこにつけて。
"Cover"の/ʌ/は米英語、英英語に比べて円唇化して「オ」に近い音で発音されている。
band-aidadhesive bandage"band-aid"は"adhesive bandage"のこと。フィリピン英語ではジョンソン・エンド・ジョンソンの商品名である「バンドエイド」以外の絆創膏も"band-aid"と呼ぶ。
A
Thank you. Anyway, have you started?
ありがとう。ところで、もう始まった?
"started"をはじめ、母音の後の/r/は発音されている(米英語、比英語共通)。
B
I’m still waiting for Marvin.
まだマーヴィンを待っているところ。
この場所に限らず、母音の後に続く/r/は発音されている(米英語と共通)。
A
Uy, I have pasalubong for everyone.
みんなにお土産があるんだけどな。
pasalubongsouvenir"pasalubong"は"souvenir"のこと。「お土産」
Try this Piaya from Bacolod.
このバコロドのピアヤを食べてみて。
"Try"の/t/の気音は米英語、英英語よりも弱い(比英語の特徴)。
Piaya"Piaya"はフィリピンのお菓子で、小麦粉でできた薄皮でマスコバト糖の餡を包んだもの。バコロドとその周辺地域で人気のお菓子。
Bacolod"Bacolod"はフィリピン中部ヴィサヤ諸島のネグロス島北部にある都市のこと。
B
Wow, who brought this?
わあ、誰にもらったの?
A
It’s a pasalubong from my husband, you know.
私の夫がお土産に買ってきたの。
B
Wow, that’s so sweet, relationship goals!
あら、理想的な関係ね。
Piaya?I haven’t even tasted this.
ピアヤ?まだこれを食べたことないの。
A
Really? That goes well with coffee.
本当?コーヒーに合うのよ。
"That"の"th"は有声歯茎破裂音[d]で発音されている(比英語の特徴)。
B
Then let’s go to Starbucks!
それじゃあ、スターバックスに行きましょう!
A
OMG! I don’t have money.
残念!お金がないの。
"money"は米英語では第1音節に強勢があるが、ここでは第2音節(-ney)に強勢が移動している。
OMG!Oh, my God!"OMG"は"Oh, my God!"の意味。「なんてことだ」フィリピン英語では頭字語が好まれて使われる。
B
That’s not a problem.
問題ないわ。
I lend you, friend.
貸してあげる。
"lend you"で融合同化は起こらず、「レンドゥユー」のように聞こえる。
A
Yah, I’ll pay you next time.
次は私が払うね。
"pay"の/p/や"time"の/t/など、無声破裂音の気音は弱い(比英語の特徴)。
Place: 自習室
Situation: リサがローナの待つ自習室に入ってくる。