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マレーシア英語
日本語
発音
語彙
A リリー(マレー系) Lily B ブライアン(中華系) Brian
▼
B
Eh, what happened? You okay?
ねえ、どうしたの?大丈夫?
"what"の"t"は息を止めて発音する声門閉鎖音になっており聞こえない。"happened"の"d"は開放が省略されており、こちらも聞こえない。
Eh Hey "Eh"は"Hey"の意味。「ねえ」
A
Adoi! This computer is driving me crazy lah!
まったく!このパソコンのせいで気が狂いそう!
crazy"の"zy"の部分にも強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。
Adoi! Ouch! "Adoi!"はマレー語で"Ouch!"あるいはWow!"の意味を表す間投詞。主に痛みや悲痛を表現する際に使うが、強い喜びの感情を表す際に使うこともある。
lah "lah"は親しいマレーシア人同士の会話で、文末によく使われる中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞。シンガポール英語でもよく使われる。
B
What’s wrong?
何があったの?
"What's"の/ts/が[s]で発音されている。
A
I’ve been trying to print my report for class, and it starts in twenty minutes,
授業のレポートを印刷しようとしているんだけど、それで、その授業はあと20分で始まるの、
"report"の"t"は声門閉鎖音になっている。また、英英語と同様に、"report"、"for"の"or"、"start"の"ar"に含まれる"r"は発音されていない。"twenty"は"twen"にも"ty"にも強勢が置かれている。また、"ty"は英英語のように発音され、米英語のように"n"のあとの"t"を脱落させていない。
but every time I press “print,” nothing happens.
でも何度も"print"を押しているのに何も起こらないの。
"But"、"print"の"t"は開放が省略されていて聞こえない。
So geram wei!
もうイライラする!
geram angry "geram"はマレー語で"angry"の意味。「怒っている」「イライラする」
wei "wei"は中国語の間投詞のこと。「喂」
B
Relax lah wei.
落ち着いて。
lah "lah"は親しいマレーシア人同士の会話で、文末によく使われる中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞。シンガポール英語でもよく使われる。
wei "wei"は中国語の間投詞のこと。「喂」
Maybe we can find the problem and fix it.
ひょっとしたら解決できるかもしれない。
文末の"it"は機能語であるが、この発話では文強勢が置かれている(通常、米英語・英英語では機能語に文強勢は置かれない)。
Let’s see what’s the matter. Okay ah.
何が問題か見てみよう。よし。
"okay"の母音は単母音化しており、「オッケー」のように聞こえる(マレーシア英語の特徴)。英英語と同様に、"matter"の"r"は発音されず、母音に挟まれた"t"は英英語のように発音され、米英語のようにたたき音になっていない。"let's"と"what's"の/ts/が[s]で発音されている。
ah "ah"は中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞「啊」で、賞賛・肯定・驚き・疑問を強調する文尾に置かれる。
You see the little printer icon at the bottom?
下にある小さい印刷のアイコンが見えるかな。
米英語・英英語に比べると"see"の母音は短く発音されている(マレーシア英語の特徴)。また、英英語と同様に、"printer"の"r"は発音されていない。
B
Okay, click the icon.
じゃあ、そのアイコンをクリックして。
"okay"の"o"は単母音化しており、「オケィ」のように聞こえる(マレーシア英語の特徴)。"click"の"k"は開放が省略されており、聞こえない。
That will open the setting.
そうすれば設定が開けるから。
"That"の語末の"t"は開放が省略されており、聞こえない。
A
Okay. Then?
わかった。次は?
okayの"o"は単母音化しており、「オケィ」のように聞こえる(マレーシア英語の特徴)。
B
Well, let’s see if we’re connected correctly.
ええっと、正しい接続ができているかを見てみよう。
米英語・英英語とは異なり、"connected"の"ed"、"correctly"の"ly"にも強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。"let's"の"t's"が脱落しており聞こえない。"connected"の"ed"は開放が省略されていて聞こえない。
You see where it says “printer”?
「プリンタ」って書いてあるのが見える?
英英語と同様に、"where"、"printer"の"ere"、"er"に含まれる"r"は発音されていない。"it"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。"says"の語末の"s"は無声化して、「セッス」のように聞こえる。
B
So that one tells you which printer the computer will print to lah.
それでそのパソコンがどのプリンターに印刷をするかがわかるよ。
米英語・英英語とは異なり、"printer"、"computer"の"er"にも強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)一方、英英語と同様に、語末の"r"は発音されていない。"that"の"t"は開放が省略されており聞こえない。
lah "lah"は親しいマレーシア人同士の会話で、文末によく使われる中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞。シンガポール英語でもよく使われる。
It says that you’re printing to the HP 3830.
それによると、HP3830に出力しているみたいだね。
"printing"の"ing"、"zero (0)"の"ro"にも強勢が置かれている。また2回出てくる数字の"three (3)"の"th"は閉鎖音[t]で発音されている(以上、マレーシア英語の特徴)。"HP"の語頭で/h/を発音して「ヘイチピー」と言っている。アルファベットのHを「ヘイチ」と発音することはアイルランド、英英語ほか豪英語でもある。
Is that the correct printer?
それが正しいプリンターなの?
"printer"の"er"に強勢が置かれており(マレーシア英語の特徴)、そこに含まれる"r"は英英語と同様、発音されていない。また、"correct"の語末の"ct"は脱落していて聞こえない。
A
Not sure lah. Jap.
わからない。ちょっと待って。
英英語と同様に、"sure"の"r"は発音されていない。
lah "lah"は親しいマレーシア人同士の会話で、文末によく使われる中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞。シンガポール英語でもよく使われる。
Jap. Please wait. "Jap."はマレー語の"Sekejap."の短縮形で、"Please wait."の意味。「ちょっと待って」
Eh, it's actually the LBP113 lah.
ええっと、LBP113ね。
"actually"は"ly"に強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。また、"actually"の"c"が聞こえず、破擦音が摩擦音になって「アッシュリー」のような発音になっている。(子音クラスター回避のためだと考えられる)。
lah "lah"は親しいマレーシア人同士の会話で、文末によく使われる中国南部方言(特に福建語と広東語)由来の間投詞。シンガポール英語でもよく使われる。
B
Then we need to change the printer here.
それなら、プリンターを切り替えないと。
"Then"の"Th"は閉鎖音[d]で発音されて、「デン」のように聞こえる(マレーシア英語の特徴)。また、英英語と同じく、"printer"、"here"の語末の"r"は発音されていない。
You see the dropdown menu or not?
ドロップダウンメニューが見える?
"dropdown"の"down"、"menu"の"nu"の部分にも強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。
Just click it to see if the Canon LBP113 is there.
そこにCanon LBP113があるかどうかクリックして見てごらん。
"three (3)"の"th"は閉鎖音[t]で発音されている(マレーシア英語の特徴)。また、"Click"の"ck"、"it"の"t"は開放が省略されており、"click it to see"はつなげて「クリキットゥスィー」のように聞こえる。英英語と同じく、"there"の"r"は発音されていない。
A
Ah. There it is.
ああ、あった。
英英語と同じく、"there"の"r"は発音されていない。
So I just have to change it to LBP113 printer, right?
じゃあこれを、LBP113に変えればいいのね。
"printer"の"er"に強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。"just"、"it"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。
B
Right. Now it should be okay already.
そう。これでもう大丈夫だと思うよ。
"already"の語末の"dy"に強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。
already "already"はこの場合、「接続した結果、今はプリンターに繋がった状態になっている」という完了・結果の意味を表す間投詞として使っている。
Cuba and see.
やってみて。
Cuba Try "Cuba"は"Try"の意味。「やってみて」
A
Ah, nice. It worked! Thanks!
やった。うまくいった!ありがとう!
英英語と同じく、"worked"の"r"は発音されていない。
場所: コンピュータ室
状況: ブライアンがリンダに印刷方法をおしえる。