東京外国語大学言語モジュール

マレーシア英語発音
School holiday's starting next week, right?英英語と同様に、"starting"の"r"は発音されていない。
Yes, Dad said we can go for a holiday,この話者は基本的に母音の後の"r"を発音しないが、"for"の"r"は発音されている。これは後ろに続く単語が母音から始まるためで、英英語でも見られる現象である(Linking r)。また、"holiday"の第1音節と第3音節には同程度の強勢が置かれている(マレーシア英語の特徴)。"Dad"の語末の"d"は開放が省略されており、聞こえない。
so how about Legoland?“Legoland” 英米語・英英語では"Le"に第1強勢、"land"に第2強勢が来るが、ここでは"land"に第1強勢が置かれている。
Dowan! Got nothing there."nothing"の"th"は[t]の音で発音されている(マレーシア英語の特徴)。"Got"の"t"は開放が省略されており、聞こえない。また、英英語と同様に、"there"の"r"は発音されていない。
So childish one. How about Ipoh?"childish"の"chil"と"dish"には同程度の強勢が置かれている。"about"の"t"は声門を閉じ、息を止めることで発音している(声門閉鎖音)(マレーシア英語の特徴)。
We go to Penang lah. I like the food there."go"の"o"は単母音化して、短く発音され「ゴ」のように聞こえる。"food"の"oo"も短く発音されている。"food"の語末の"d"は息を止める声門閉鎖音になっている(以上、マレーシア英語の特徴)。また、英英語と同様に、"there"の"r"は発音されていない。
Some more got places to go and more things to see."go"の"o"は単母音化して、「ゴー」のように聞こえる。また、"things"の"th"は[t]の音で発音されている(以上、マレーシア英語の特徴)。英英語と同様に、"more"の"r"は発音されていない。"got"の"t"は開放が省略されていて聞こえない。
Oh, and I want to ta pau some nasi kandar back."back"の/k/が声門閉鎖音になっている。
So, how about we go to Ipoh for maybe two days and then we go to Penang.英英語と同様に、"for"の"r"は発音されていない。
That’s a good idea. We stay in Penang longer lor."good"の"d"は声門を閉じ、息を止めることで発音している(声門閉鎖音)(マレーシア英語の特徴)。英英語と同様に、"longer"の"r"は発音されていない。
Why don’t we stay in Georgetown rather than near the beach?英英語と同様、"Georgetown"、"near"の"r"は発音されていない。
Easier to get food and go around."food"の"oo"は短母音化し、さらに語末の"d"は声門閉鎖音で発音されて「フッ」のように聞こえる。"around"の"d"は脱落している(マレーシア英語の特徴)。また、英英語と同様に、"Easier"の"r"は発音されていない。
Mm, I think we can go for a day trip to Batu Feringgi lah.“day trip”の"day" の母音が単母音化して「デー」になっている。また、英米語、英英語では"day"に第1強勢、"trip"に第2強勢が来るが、両方の単語に同等の強勢が置かれている。