A
Madam, leather goods and mobile phones are not allowed inside the temple.
すみません、革製品と携帯電話は寺院内への持ち込みが禁止されています。
"madam"や"inside"の/d/、"temple"の/t/、"leather"や"temple"の/l/はそれぞれそり舌音[ɖ]、[ʈ]、[ɭ]で発音されている。また、"leather"の"th"は破裂音で発音されており、日本語の「ダ行」音に近い(すべて印英の特徴)。mobileの第1アクセントは2音節目に置かれている。(印英語の特徴。英英語では第1音節。)
leather goods and mobile phones are not allowed inside the templeヒンドゥー教の寺院では、牛を神聖なものとみなし、死んだ動物の皮を宗教的に汚れたものとして扱うため、革製品の持ち込みを禁止することが多い。
So please leave your shoes at the shoe rack and collect a token.
下駄箱に靴を置いて、引換証をもらってください。
"shoes"の最後の"s"は無声化され[s]で発音されている。
collectget"collect"は「手に入れる」の意味。米英語などではgetを使う。
token"token"は「引換証」のこと。インドでは番号が記されたコイン状のものが多い。
B
OK.
はい。
"OK"の二つの母音の発音は単母音となり、「オケー」と聞こえる(英英語、米英語では二重母音で「オゥケィ」のような発音)。
What about my bag and mobile?
カバンと携帯電話はどうすればいいですか。
"what"の/t/はそり舌音[ʈ]で発音され、"mobile"の/l/は明るいlを用いている(印英の特徴)。"mobile"は、英英語や米英語では第1音節"mo-"にアクセントが置かれるが、ここでは第2音節"-bile"にアクセントが置かれている。
A
We have lockers where you can deposit your bag and mobile.
カバンと携帯電話はロッカーに預けてください。
B
Will it be safe to leave my things in the locker?
ロッカーの中に物を預けても大丈夫でしょうか。
"thing"の"th"の発音は破裂音となり、日本語の「ティング」のように発音されている(印英の特徴)。"locker"は語末の/r/をそらせて終わっている。
A
It is absolutely safe, Madam.
絶対に安全ですよ。
B
OK.
わかりました。
一つ目の"OK"と同様に単母音化により「オーケー」のような発音になっている(印英の特徴)。
Is it necessary to deposit bag and mobile?
バッグと携帯電話は必ず預けないといけませんか。
"necessary"の最終音節の"a"が脱落して「ネセスリ」のように聞こえる。英英語と同じ。
deposit bag and mobiledeposit my bag and my mobileインド英語では、冠詞や代名詞の所有格が脱落することがある。英・米英語では"deposit my bag and my mobile"となる。
A
Yes, it is part of our temple culture, Madam.
はい、それも当寺院の文化ですので。
"temple"、"culture"の/l/は明るいlを用いている(印英の特徴)。"part"の/t/はそり舌音(印英語の特徴)。
B
Yes, I understand.
わかりました。
A
Thank you, Madam.
ありがとうございます。
"thank you"の"th"の発音は破裂音となり、日本語の「タ行」のような発音になっている(印英の特徴)。
Place: 寺院の入り口
Situation: 寺院の職員が門で靴を履いたまま院内に入る参拝者を止める。