ポルトガルのポルトガル語ではアクセントのない音節では一般に母音の発音は弱まります。多くの場合,a, e, oの文字で表される音は,それぞれ[
] [
] [ u ]で表される,ややこもった発音になります。
e [ ] |
querer(欲する) |
pessoa (人) |
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número(数) |
|
o [u] |
poder (出来る) |
começar (始める) |
|
período (期間) |
época (時期) |
しかし,例外も多く,ひとつひとつ覚える必要があります。黙字のp, cが例外を示していることもあります。
concepção(概念) |
adopção(採用) |
efectuar(実行する) |
director(部長) |
seleccionar(選ぶ) |
esquecer (忘れる) |
freguês (顧客) |
corado (赤くなった) |
また,単語の終わりのアクセントのない音節に現れるのは-a, -e, -oの文字が表す音で,それぞれ [

] [

] [ u ]
と発音されるのが標準的です。-eについては1.3で学びましたが,無強勢語末の -oは,日本人の耳には[ウ]とも[オ]とも聞こえますが,唇のまるめを伴った,比較的狭い音であることに注意しましょう。また,e
は次に直接 « i, u » 以外の母音が続く場合や,接続詞のとき [ i ] と読まれます。
teatro |
劇場 |
e |
そして |
passeou |
彼は散歩した |
passeei |
私は散歩した |