仮定法の条件は「если бы+動詞の過去形」が,帰結の部分は「過去形+бы」が表します.
型 条件部分―Если бы +動詞の過去形, 帰結部分―動詞の過去形+бы
例 Если бы вчера/сегодня была хорошая погода, мы поехали бы в лес.
「昨日/今日天気がよかったら,私達は森に出かけたのですが.」
≪参照≫
Если завтра будет хорошая погода, мы поедем в лес.
「あす天気がよければ,私達は森に出かけます.」
これは,「天気がよければ,出かける」が,悪ければ出かけないという条件を示す文で,仮定法ではありません.
・話し手の希望,願望などを仮定法で遠回しに表すこともあります.
Мне хотéлось бы пить.「私は(できれば)飲み物をとりたいのです.」
≪発展≫
接続詞чтоとчтóбы
чтоは,話や考えの現実的な内容を表しますが,чтóбыは希望,願望,要求,命令などの内容や現実となっていないことを表します.一種の仮定法なので,чтобыには動詞の過去形が続きます.
Я завтра напишу им, что они приехали.
「彼らがやってきたと彼らに明日手紙を書きます.」
Я завтра напишу им, чтóбы они приехали.
「彼らにやってこいと彼らに明日手紙を書きます.」