1)ни- + 疑問詞形はнеとともに用いられます.変化は,ни-のない形と同様です.
2)не- + 疑問詞形は,無人称文です.ですから,動作の主体は与格で,不定詞を伴うのがふつうです.
1)Дети ничего не знают. 「子供たちは何も知らない」
Она никогда не была в Москве. 「彼女はモスクワへ一度も行った事がありません」
2)Мне некогда спать. 「私には睡眠の時間がない」
≪注意≫
前置詞が必要な場合にはне-/ни-と疑問詞の間に入り,疑問代名詞は,前置詞の要求に従った格となります.
Ему не с кем танцевать. 「彼にはダンスの相手がいない」