東京外国語大学言語モジュール

「~である/する人・物」 関係詞(2):主名詞がない場合

主名詞なしの関係節のみで「~である人/物」の意味を表すことができます。この用法は、日本語の「~の(やつ)」や英語の the one who/which ~、those who/which ~ に相当します。この用法は、特に、いくつかある選択肢から関係節で述べられている特徴を持つものを取り立てるときに用いられます。

yang bercermin mata  (cf. orang yang bercermin mata「めがねをかけている人」)
(めがねをかけているの)
yang ada di atas meja  (cf. benda yang ada di atas meja「机の上にある物」)
(机の上にあるやつ)
yang ini
(これ/こいつ(=「このやつ」))
yang itu
(それ/あれ、そいつ/あいつ(=「その/あのやつ」))
yang mana
(どれ/どいつ(=「どのやつ」))
Yang berbaju kurung biru di sana ialah ibu Halimah.
(あそこにいる青いバジュクロンを着ているのは、ハリマのお母さんです。)
Saya membawa dua pasang kasut. Yang berwarna putih RM75 dan yang berwarna merah pula RM69.
(靴を2足持って来ました。白い色のは75リンギットで、赤い色のは69リンギットです。)
Yang saya nak, bukan yang ini, tapi yang itu.
(私が欲しいのは、こっちのじゃなくて、あっちのです。)
Antara makanan-makanan Malaysia ada yang saya suka dan ada juga yang saya tak suka.
(マレーシア料理の中には、好きなものもあるし、そうでないものもあります。)