東京外国語大学言語モジュール

Bahasa Melayu

マレーシア語

マレーシア語の使用地域と人口

東南アジア島嶼部で広く用いられているマレー語の地域変種のうち、マレーシアの国語・公用語となっているマレー語の変種です。マレーシアの人口3,000万人弱のうち6割ほどが母語とします。また、華語諸語(北京語、福建語、広東語など)やインド系言語(タミル語など)を母語とする人たちも第二言語として用い、村落から都市までマレーシア全体で通用する唯一の言語です。隣接するシンガポールとブルネイのマレー語変種とも近い関係にあります。

ここで学ぶマレーシア語

ここでは、方言の差を問わず、マレーシア全土で通用する標準的なマレーシア語を学びます。マレーシア語では、文章・かしこまった場面で用いられる文語体と、日常会話・くだけた場面で用いられる口語体との間に大きな差があります。会話モジュールのマレーシア語は口語体です。口語体特有な表現には正式な綴り字がありません。ですので、ここで用いられている綴りと異なる綴り方も存在します。