東京外国語大学言語モジュール

「~人」「~冊」「~本」 ものの数え方 助数詞

マレー語では、数量表現が名詞を直接修飾できますが、2つの要素の間に助数詞と呼ばれる語を入れることもできます。

 

数量 (助数詞) 名詞

 

 

用いられる助数詞は、名詞の表す事物の特性により決まっています。主な助数詞には以下のものがあります。

 

orang

人間。「人、名」
pelajar「学生」、anak「子供」、ibu「母」、doktor「医者」、kawan「友達」

ékor

 

動物「匹、頭、羽」

kucing「猫」、anjing「犬」、gajah「象」、burung「鳥」、ikan「魚」、haiwan「動物」

buah

 

比較的大きく、立体的なもの。抽象物。「個、台、軒」
rumah「家」、buku「本」、meja「机」、kerusi「椅子」、bilik「部屋」、gunung「山」、negara「国」、negeri「州」、idea「考え」

biji

 

比較的小さく、立体的なもの。「個」
kelapa「ココナッツ」、mangga「マンゴー」、cili「唐辛子」、telur「卵」、bola「ボール」、cawan「カップ」、pinggan「皿」

helai

 

平たく、二次元的なもの。「枚」
baju「服」、kertas「紙」、tuala「タオル」、rambut「髪」、daun「葉」

batang

 

長細く、棒状のもの。「本」
pen「ペン」、rokok「たばこ」、pokok「木」、jalan「道」、sungai「川」

 

 

satu「1」は、助数詞の前では se- という接頭辞の形を用いるのが普通です。

seorang pelajar
(1人の学生)
dua orang pelajar
(2人の学生)
empat buah buku
(4冊の本)
beberapa helai kertas
(数枚の紙)

単位や容器なども助数詞と同じように用います。

sepasang stoking
(1組の靴下)
dua cawan teh
(2杯のお茶)
100 gram daging ayam
(100グラムの鶏肉)

数量が何についてであるかが自明な場合、普通、名詞を表現する必要はありません。

(ミカンをたくさん買ってきた友達に対して)

Wah, banyaknya! Awak beli berapa biji? — Err, lebih kurang 15 biji.
(わぁ、いっぱい!いくつ買ったの? — えーと、だいたい15個くらい。)