名詞節のうち、平叙文・否定文から作るものを以前に学習しましたが、このステップでは質問文から作るものを取り上げます。
質問文から作る名詞節は、質問文に疑問代名詞(疑問動詞・疑問副詞を含む・以下同じ)があるかどうかによって異なる方法で作られます。
まず、疑問代名詞を持たない質問文では、文の述語に次の形式を接続することで名詞節が作られます。→【発音と正書法上の注意】
【名詞節 述語:形動詞形】 эсэх
【名詞節 述語】 уу, үгүй юү гэдэг
これらはいずれも、日本語の「~かどうか」に相当します。
эсэх による構文は、補助動詞のないコピュラ文など、述語動詞がない場合でも使うことができます。
ирсэн эсэхийг 来たかどうかを
минийх эсэхээс 私のものであるかどうかよりも
байна уу, үгүй юү гэдэгт いるかどうかに
чинийх үү, үгүй юү гэдгээр 君のものかであるかどうかによって
一方、疑問代名詞を持つ質問文は、平叙文・否定文の場合と同じように、述語を形動詞形にすることによってそのまま名詞節にすることができます。日本語では「~か」に当たります。
хэзээ ирснийг いつ来たかを
хаана байхыг どこにいるかを
яагаад оролцоогүйгээс なぜ参加しなかったかよりも
ただし、この場合は、補助動詞のないコピュラ文から名詞節「~であるか」を作ることはできず、動詞 гэ- 「~と言う」や бол- 「~になる」などを「~である」に相当する補助動詞として使わなければなりません。
яагаад минийх болохыг なぜ私のものであるかを
хэний машин гэдгийг 誰の自動車であるかを