東京外国語大学言語モジュール

付加疑問文・否定疑問文

  疑問文には、回答に対する話し手の予測やこうなってほしい、といった気持ちが込められた次のような疑問文があります。

(1) 話し手がある程度回答を予測していて、それが正しいかどうか、確認のために質問する文は、文末に「ແມ່ນບໍ」を置きます。このときの「ບໍ」の声調は低域に始まり、十分に高域まで上がります。

(2) 話し手が予測していたことと反することに意外な気持ちを込めて質問する文は、文末に「ບໍ」を置きます。このときの声調も低域に始まり、十分に高域まで上がります。場面によっては答を必要とせず、話し手の意外な気持ちや不服を表すこともあります。

(3) (2)とほとんど同じですが、意外や不服とする気持ちがより強いときに質問する疑問文で、文末に「ບໍ່ແມ່ນບໍ」を置きます。このときの「ບໍ」の声調も低域に始まり、十分に高域まで上がります。
場面によっては答を必要とせず、話し手の強い主張や姿勢を表すこともあります。