「이,그,저,어느」は日本語の「こそあど」にあたる語です。いつも名詞の前に置かれます。このような語を冠形詞と呼びます。
이は話し手の近くにあるもの,그は聞き手の近くにあるもの,저は話し手と聞き手双方から遠くにあるものを指すときに用い,어느は2つ以上の物のうちから選択するときに用います。그はまた,話し手と聞き手が既に知っているものを指すときに用います。例えば,話し手と聞き手が先日見た映画の話をするときに言う「あの映画」にあたる表現を「그 영화」と言います。
何か話し始めるとき,よく「저」と言います。これは日本語の「あの~」と似た用法です。また,種々のものを指すとき,例えぱ「이 꽃 저 꽃」(この花あの花)のように,近くのものから遠くのものを指して言います。日本語では逆に「あの~この~」と言いますね。