用言が体言を修飾する形を冠形詞形と言います。体言に連なる形なので連体形とも言います。Ⅰ-는は冠形詞形を作る語尾の1つです。
Ⅰ-는は動詞と存在詞に付いて,現在の動作(する,している)や状態(いる,ある)を表します。
動詞 | 母音語幹 | 가다(行く) | 가는(行く~) |
ㄹ語幹 | 놀다(遊ぶ) | 노는(遊ぶ~) | |
子音語幹 | 먹다(食べる) | 먹는(食べる~) | |
存在詞 | 있다(いる,ある) | 있는(いる~,ある~) | |
없다(いない,ない) | 없는(いない~,ない~) |
Ⅰ-는はその事柄が既に確定しており,話し手はその事柄通りに描写することを含意します。例えば,下の(1)の부산에 가는 버스(釜山に行くバス)は,釜山に行くことが決まっているバスを指します。そのため,そのバスを描写する人は誰もが「부산에 가는 버스」と言うことができます。
Ⅰ-고 있다,Ⅲ 있다の後にも-는が付きます。
冠形詞形の後には依存名詞の것(こと,もの,の)がよく用いられます。
後に付く助詞によっては것を日本語で訳さないことがあります。例えば,助詞보다(より),처럼(ように)などです。