Ⅱ-니까は「~から,~ので」といった根拠や理由を表す語尾です。
母音語幹 | 가다(行く) | 가니까(行くから) |
ㄹ語幹 | 놀다(遊ぶ) | 노니까(遊ぶから) |
子音語幹 | 먹다(食べる) | 먹으니까(食べるから) |
理由を表す他の語尾にⅢ-서があります(Step69参照)。Ⅲ-서は2つの事柄を必然的に,より自然に連結します。これに対し,Ⅱ-니까は話し手の主観的な判断によって2つの事柄を連結します。つまり,Ⅱ-니까は必然的な連続であっても,恣意的な思いつきであっても,話し手がそう思うことによってつながります。
Ⅱ-니까の後には命令や勧誘が用いられます。理由を表すⅢ-서の後にはこれらを表す文は基本的に用いられません。先行を表すⅢ-서の後には用いられます。
Ⅱ-니까はⅠ-지요としばしば呼応します。どちらも話し手の主観的な判断を表す点で共通しており,呼応しやすいと考えられます。