名詞にも尊敬形があります。집(家)の尊敬形は댁(お宅)です。
말씀(お言葉)は尊敬語の말씀하시다(お話しする)の他に,드리다(さしあげる)とともに謙譲語の말씀드리다(申し上げる)にも用いられます。
연세(お年),성함(お名前)を含んだ「~가/이 어떻게 되십니까?(直訳は,~はどのようにおなりですか)」という文があります。これは相手の年齢や名前を尋ねる定型的な表現です。
이 사람(この人)の尊敬形は이분(この方)です。他に,그분(その方,あの方),저분(あの方),어느 분(どの方)とも言います。어느 분以外は分かち書きせずに,くっつけて書きます。분(方)は依存名詞で,여자 분(女性の方),두 분(お2人),한국 분(韓国の方)のようにも用いられます。
부모님(ご両親),아버님(お父様),어머님(お母様)は尊敬の接尾辞-님(~様)の付いた語です。-님が付くとき,부모(両親)の形は変わりませんが,아버지(父),어머니(母)の形は変わります。아들(息子),딸(娘)にも-님が付きます。このときは語末のㄹが落ち,아드님(ご子息),따님(お嬢様)となります。