東京外国語大学言語モジュール

Step2 : 011 : 이것,그것,저것,어느 것語基式語幹式併記式

이것(これ),그것(それ/あれ),저것(あれ),어느 것(どれ)は物事を指す代名詞です。것は「もの,こと」を意味する語で,必ず修飾語を伴う依存名詞です。例えば,이것(これ)は「このもの,このこと」といった意味を表しているわけです。이것,그것,저것はそれぞれ1つの語として扱い,分かち書きしませんが,어느 것は分かち書きします。

그것は聞き手の近くにある「それ」を指したり,話し手と聞き手が既に知っている「あれ」を指したりします(Step10の그を参照)。また「이것저것」は「あれこれ」の意味です。

(1)이것(これ)
(2)그것(それ/あれ)
(3)저것(あれ)
(4)어느 것(どれ)
(5)이것은 제 안경입니다.(これは私のメガネです。)
(6)그것이 무엇입니까?(それは何ですか。)
(7)스즈키 씨 자전거는 저것입니다.(鈴木さんの自転車はあれです。)
(8)어느 것이 일한사전입니까?(どれが日韓辞典ですか。)

것は「(誰の,どこの,いつの)もの」も表します。このとき것は濃音化して[껃]と発音されるのが普通です。

(9)제 것[제껃](私のもの)
(10)동생 것[동생껃](弟(妹)のもの)
(11)사무실 것[사무실껃](事務室のもの)
(12)작년 것[장년껃](去年のもの)