東京外国語大学言語モジュール

057 : 過去形(母音語幹)語基式語幹式併記式

母音語幹の用言の過去形は次の通りです。

 

陽母音 가다(行く) 갔다(行った)
오다(来る) 왔다(来た)
보다(見る)

보았다,봤다(見た)

陰母音 서다(立つ) 섰다(立った)
주다(与える) 주었다,줬다(与えた)
내다(出す) 내었다,냈다(出した)
세다(強い) 세었다,셌다(強かった)
되다(なる) 되었다,됐다(なった)
쉬다(休む) 쉬었다(休んだ)
기다(はう)

기었다(はった)

다니다(通う) 다녔다(通った)
(語基)Ⅲ-ㅆ-。
(語幹)語幹末音節の母音が陽母音のときは語幹に接尾辞-았-を付け,陰母音のときは語幹に接尾辞-었-を付ける。

語幹と아/어の縮約についてまとめておきましょう。

 

 ①ㅏは縮約する。가다(行く)갔다(行った)

 ②ㅓは縮約する。서다(立つ)→섰다(立った)

 ③오다(来る)は縮約して왔다(来た)となる。

 ④오다(来る)以外のㅗは縮約しない形もある。보다(見る)→보았다,봤다(見た)

 ⑤ㅜは縮約しない形もある주다(与える)→주었다,줬다(与えた)

 ⑥縮約しない形もある。내다(出す)→내었다,냈다(出した)

 ⑦縮約しない形もある。세다(強い)→세었다,셌다(強かった)

 ⑧ㅚ縮約しない形もある。되다(なる)→되었다,됐다(なった)

 ⑨ㅟは縮約しない。쉬다(休む)→쉬었다(休んだ)

 ⑩기다(はう)は縮約しない。기다(はう)→기었다(はった)

 ⑪기다(はう)以外のほとんどのㅣは縮約する。다니다(通う)→다녔다(通った)

 

합니다体と해요体の作り方はStep56で学んだ通りです。縮約しない形と縮約する形があるとき,해요体では通常,縮約する形を用います。これについてはStep53を参照して下さい。