東京外国語大学言語モジュール

079 : 引用形(命令形)語基式語幹式併記式

命令形の引用形は한다体の命令形(Step75)と形がややが異なります。しっかり区別しましょう。

 

母音語幹 가다(行く) 가라고 하다(行けと言う)
ㄹ語幹 놀다(遊ぶ) 놀라고 하다(遊べと言う)
子音語幹 먹다(食べる) 먹으라고 하다(食べろと言う)

 

「(しろ)と言う」の「言う」は하다を用います。

 

母音語幹

(語基)Ⅱ-라고。

ㄹ語幹

(語基)Ⅱ-라고。ㄹは脱落しない。

子音語幹

(語基)Ⅱ-라고。

ところで,주다(あげる)は引用形が2つあります。その行為が話し手に対して行われるときは달라고(くれと)(基本形は달다)となり,第三者に対して行われるときは주라고となります。Ⅲ 주다(~してあげる)のときも同じです。

 

 (저에게) 책을 주십시오.((私に)本を下さい。)

      →책을 달라고 했습니다.(本をくれと言いました。)

 (저에게) 책을 보여 주십시오.((私に)本を見せて下さい。)

      →책을 보여 달라고 했습니다.(本を見せてくれと言いました。)

 (그 사람들에게) 책을 보여 주십시오.((その人たちに)本を見せて下さい。)

      →책을 보여 주라고 했습니다.(本を見せてやれと言いました。)

 

否定の命令形の引用形は次の通りです。말다(やめる)のㄹは脱落しません。

 

する するなと言う
하다 하지 말라고 하다