東京外国語大学言語モジュール

053 : 해요体(母音語幹)語基式語幹式併記式

母音語幹の用言の해요体を見てみましょう。

 

陽母音 가다(行く) 가요(行きます)
오다(来る) 와요(来ます)
보다(見る) 봐요(見ます)
陰母音 서다(立つ) 서요(立ちます)
주다(与える) 줘요(与えます)
내다(出す) 내요(出します)
세다(強い) 세요(強いです)
되다(なる) 돼요(なります)
쉬다(休む) 쉬어요(休みます)
기다(はう) 기어요(はいます)
다니다(通う) 다녀요(通います)

 

作り方は母音語幹以外の用言のときと基本的に同じです(Step52参照)。

(語基)Ⅲ-요。

母音語幹の用言の해요体では語幹と아/어が縮約することがあります。

 

 ①ㅏは縮約する。가다(行く)→가요(行きます)

 ②ㅓは縮約する。서다(立つ)→서요(立ちます)

 ③ㅐは縮約する。내다(出す)→내요(出します)

 ④ㅔは縮約する。세다(強い)→세요(強いです)

 ⑤오다(来る)は縮約して와요(来ます)となる。

 ⑥오다(来る)以外のㅗは通常,縮約した形を用いる。보다(見る)→보아요よりも봐요(見ます)

 ⑦ㅜは通常,縮約したを用いる。주다(与える)주어요よりも줘요(与えます)

 ⑧ㅚは通常,縮約したを用いる。되다(なる)되어요よりも돼요(なります)

 ⑨ㅟは縮約しない。쉬다(休む)→쉬어요(休みます)

 ⑩기다(はう)は縮約しない。기다(はう)→기어요(はいます)

 ⑪기다(はう)以外のほとんどのㅣは縮約する。다니다(通う)다녀요(通います)

 

複雑そうに見えますが,「해요体では通常,縮約した形を用いる」と覚えておきましょう。縮約しない形はやや形式的な印象があるため,해요体では避ける傾向があるのです。

そして,쉬어요(休みます),기어요(はいます)など,해요体であっても縮約しない例をしっかり覚えていきましょう。