カンボジア語の動詞は随意性、つまり「その動作を自分の意志で自由に行うことができるかどうか」という基準によって、2つのグループに分けられます。
動詞が連続したときなどに文の意味を左右するのがこの随意性です。
1.見る+虎=虎を見る。
「見る」という動作は自由に行うことができるので、「見る」は随意動詞です。
2.見える+虎=虎が見える。
見ようとしても何らかの理由で見えないかもしれないので、「見える」は不随意動詞です。日本語訳には「(虎)が」を使うのですが、動作の主体を表しているわけではないので注意してください。
復習になりますが、虎が何かを見たり、目にしたりしている場合には、下記の例のようになります。
3.虎+見る=虎が(何かを)見る。
4.虎+見える=虎には(何かが)見える。
他の例も、解説に進んで確認しましょう。