東京外国語大学言語モジュール

Step1 : Vことができます/できません

これだけは覚えよう
1 可能、不可能を表わすときは、「Vことができます/できません」(普通形「Vことができる/できない」)を使います。
 
 
(1)2年生は5時から体育館を使うことができます。
(2)きょうは、バスケットボールの練習をすることができません。
¶「V」は辞書形です。辞書形については「普通形の体系」 を見てください。否定の形は「~できません」です。
2 「Vことができます/できません」は、「Vこと」をするのが可能な状態である(ない)ということを表わします。
(1)2年生は5時から体育館を使うことができます。
(2)きょうは、バスケットボールの練習をすることができません。
3 「Vことができます/できません」は、「Vこと」をする能力があることも表わします。
(3)中山さんは200メートル泳ぐことができます。
(4)わたしは漢字を50書くことができます。
4 Nや「Vこと」が何であるかわかっている場合は、「Nは」「Vことが」を省略することがあります。
(5)A:中山さんはアラビア語を話すことができますか。
  B:いいえ、できません。
余裕があれば
5 「Vこと」に使える動詞は意志動詞に限られます。以下のような無意志動詞は使えません。
 
 わかる、要る、疲れる、生まれる、曇る、咲く、降る
 始まる、閉まる、晴れる、かかる
 
×あしたは雨が降ることができません。