これだけは覚えよう
1 「Vてはいけません(普通形「Vてはいけない」)」、「Vてはだめです(普通形「Vてはだめだ」)」は、ある行為が容認できないということを述べることによって、禁止の意味を表わします。
2 「Vてはいけません」は、例文(1)のように一般論を述べる場合と、例文(2)のように直接聞き手の行為について使う場合があります。
3 「Vてはだめです」は、一般論ではなく、直接聞き手の行為について使います。
4 直接聞き手の行為について使う禁止はかなり意味が強いので、禁止する権限のある人、たとえば警官・管理人が言う場合や、親・教師・上司が子・学生・部下に向かって言う場合などにしか使えません。
5 話しことばでは、「Vてはいけません/Vてはだめです」が「Vちゃいけません/Vちゃだめです」になることがあります。
余裕があれば
6 「Vてはいけません」は、話し手の行為について質問文で使って、間接的に聞き手に許可を求めることができます。この場合、「Vてもいいです」を使った場合より遠慮をこめた表現になります。