これだけは覚えよう
1 「Nです」「Nではありません」で説明しているものが何であるかはっきりさせたいときは、その前に「Nは」「Nが」をつけます。
2 「は」「が」は助詞です。
「は」は「ワ」と発音します。いろいろな使い方がありますが、ここでは、主語(subject)について「それについて言えば」という意味を添えます。(「副助詞Ⅰ」参照)
「が」は、述語に対する主語を表わします。(「格助詞Ⅰ」参照)
名詞を述語として使うときの主語は、「は」でも「が」でも表わすことができますが、「は」で表わすのが最もふつうです。「が」で表わすときには、特別な意味が出ることが多いです。くわしくは4を見てください。
3
例文の「田中さん」の「さん」は人の名前につける敬称です。自分の名前につけてはいけません。
余裕があれば
4 「Nです」の主語を「が」で表わすときには、次のような意味が出るのがふつうです。
①N 2 であるものを探して、それはN 1 だと述べる意味
(8)山田さんがリーダーです。(=リーダーは山田さんです。)
②そのことを知っておどろいたという意味
(9)(マラソンの中継を見ている)あっ、田中さんが1位です。