東京外国語大学言語モジュール

Vましょう

これだけは覚えよう
1 いっしょに何かをするよう誘う表現には、「Vましょう」を使うこともあります。Let’s~の意味を表わします。
 
 
V
 
 
  ましょう
 
 
(1)A:いっしょに帰りましょう。
  B:はい。
(2)信号が青になりました。さあ、渡りましょう。
¶「Vます」の「ます」を「ましょう」に変えて作ります。なお、「ます」や「ましょう」の前の V の形を「連用形」(→「普通形の体系」 )と言います。(「行き」「読み」「起き」「受け」「き」「し」など)
2 「Vましょう」は、誘いを受け入れる返事をするときにも使います。
(3)A:いっしょに昼ごはんを食べませんか。
  B:はい、食べましょう。
(4)A:プールへ行きませんか。
  B:いいですね。行きましょう。
余裕があれば
3 「Vましょう」は、話し手の意志を表わすときにも使います。(くわしくは「意志形」を見てください。)
4 「Vましょう」は、聞き手が話し手と同じ意向を持っていることを前提として、一方的に話し手の気持ちを表わす表現なので、やや強引な誘いの表現です。よって、聞き手が誘いを受け入れる可能性が高いときに使ったほうがよいです。
5 「Vませんか」は基本的に聞き手の意向をたずねる表現なので、「Vましょう」より丁寧な印象を与えます。
6 勧誘する姿勢を示しつつ、やわらかい指示をするときに使うこともあります。小さい子どもに対して使うことが多いです。
(5)食事の前には手を洗いましょう。
(6)手をあげて横断歩道を渡りましょう。