東京外国語大学言語モジュール

Vてくださいませんか

これだけは覚えよう
1 「Vてくださいませんか」は、話し手にとって利益になるような行為を聞き手に丁寧に依頼するときに使います。
 
       Vて
 
 
  くださいませんか
 
 
(1)もう一度説明してくださいませんか。
(2)A:すみません、窓を開けてくださいませんか。
  B:ええ、いいですよ。
2 「Vてくださいませんか」は、「Vてください」(→同項目を参照)に「ませんか」をつけて作ります。「ませんか」は否定疑問文の形式で、依頼を受けるかどうかを聞き手にたずねる形になっています。
3 「Vてくださいませんか」に答える表現には「はい」「はい、いいですよ」「ええ、いいですよ」などがあります。
(2)A:すみません、窓を開けてくださいませんか。
  B:ええ、いいですよ。
余裕があれば
4 「Vてくださいますか」という表現を用い、依頼を受けるかどうか聞き手にたずねることで依頼することもあります。しかし、「Vてくださいませんか」は、相手が依頼を受けるかどうかについて予測していないという聞き手の姿勢を示すことで、より丁寧な依頼の表現になります。