東京外国語大学言語モジュール

普通形と丁寧形

これだけは覚えよう
1 「普通形の体系」、「動詞の3種類」、「形容詞の普通形」、「名詞述語の普通形」で勉強してきたように、表1にある形を普通形と呼びます。また、表2にある形を丁寧形と呼びます。
2 普通形は親しい友人間の会話や、小説や日記、論文、レポートなどで使います。くわしくは「普通体」を見てください。
(1)映画を見た。
(2)この雑誌は新しい。
(3)あの電子辞書は便利だ。
(4)きょうは雨だ。
3 普通形は、文の部分としても使われます。
(5)宿題を忘れないでください。(「Vないでください 」参照)
(6)ここで勉強することができます。(「Vことができます/できません 」参照)
(7)あしたは雨が降るでしょう。(075参照)
(8)あの人は日本語の先生だと思います。(「~と思います」参照)
(9)これはきのう買ったテープです。(「V+N 」参照)
(10)道がわからないとき、電話で聞いてください。(「~とき」参照)
(11)雨が降ったので試合が中止になりました。(「理由」参照)
(12)雨が降ったけれども試合をしました。(「逆接」参照)
4 「Vている」(「Vています(進行)/Vていません」参照)、「意志形(Vよう)」、「可能形」などの文末形式や動詞の活用形にも、通常、普通形・丁寧形の2つの形があります。くわしくはそれぞれのカードを見てください。