東京外国語大学言語モジュール

Vますか

これだけは覚えよう
1 「Vますか」は、動詞の丁寧な肯定疑問形(非過去)です。(過去の形は「Vました/Vませんでした 」)(疑問文と「か」の働きについては「Nですか 」、「終助詞」の解説Ⅰ)
2 「Vますか」は文末にきて、以下のことをたずねるときに使います。
(2)テレビはピアノのそばにありますか。
   -テレビがピアノのそばにあるかどうか
(3)田中さんは教室にいますか。
   -田中さんが教室にいるかどうか
(4)これから図書館で勉強しますか。
   -聞き手がこれから図書館で勉強するかどうか
3 「Vませんか」は、行為が起きないことや状態がないことをたずねるよりも、話し手のおそれ、期待の表現や聞き手への誘いかけなどに用いるのがふつうです。(くわしくは「Vませんか 」)
4  Nが何であるかわかっている場合は、「Nは/が」を省略することがあります。(「Vます/Vません」参照)特に、質問に対する答えの中で省略されることが多いです。
(3)’A:田中さんは教室にいますか。
   B:はい、います。