東京外国語大学言語モジュール

ここ/そこ/あそこ

これだけは覚えよう
1 「ここ/そこ/あそこ」は指示詞です。「ここ/そこ/あそこ」は特定の場所をさします。
(1)(学校を案内しながら)
 ここは1年生の教室です。
(2) (学校を案内しながら)
 そこは図書室です。
(3) (学校を案内しながら)
 あそこは事務室です。
(4)田中さんのかばんはそこにあります。
(5)あそこに先生がいます。
2 話し手と聞き手が同じ位置でものを見る状況で、「ここ/そこ/あそこ」の領域は、[図1]のようになります。近い領域を「ここ」、遠い領域を「あそこ」、中間の領域を「そこ」でさします。
3 話し手と聞き手が異なる位置に立つ状況で、「ここ/そこ/あそこ」の領域は、[図2]のようになります。話し手の周囲の領域は「ここ」、聞き手側の領域は「そこ」、両方から遠い領域は「あそこ」でさします。
4 指示詞のまとめは、「どれ/どこ/どのN」の表を参照してください。