東京外国語大学言語モジュール

AいN

これだけは覚えよう
1 日本語の形容詞は2種類に分けられます。名詞を修飾するとき「い」で終わるものをイ形容詞(Aい)と言います。
2  「Aい」は、Nの性質や特徴(色・形・大きさなど)などを示すことで、Nを修飾します。
(1)教室に新しいコンピューターがあります。
(2)箱の中に小さい犬がいます。
3 Nの性質や特徴などを質問するときは、「どんなN」でたずねます。例文は010を見てください。
4 「Aい」が修飾するNが何であるかわかっている場合は、Nの代わりに「の」を使うことができます。例文は「NAなN」を見てください。
5 2つ以上のことばが名詞を修飾する場合は、その修飾関係に注意しましょう。くわしくは「NAなN」を見てください。
6 イ形容詞は名詞の修飾以外にも、文の中でさまざまな役割を果たします(「Aいです/Aくありません/Aくないです」~「Aかったです/Aくありませんでした/Aくなかったです」、「AくてA・NAでNA・NでN」参照)。現れる文中の位置によって語形が変化します(「形容詞の普通形」参照)。
7 「Aい」は辞書の見出しに出る形でもあります。これを辞書形と言います。
8 イ形容詞とナ形容詞の違いについては「イ形容詞とナ形容詞」を見てください。