東京外国語大学言語モジュール

NのN

これだけは覚えよう
1 「N1のN2」における「N1の」は、N2を修飾します。
2  N1とN2の関係は、次のようなものがあります。
① N1がN2の所有者
(1)わたしのペンはこれです。
② N1がN2の位置
(2)体育館のとなりにプールがあります。
(3)はさみは机の上にあります。
(4)田中さんのとなりに木村さんがいます。
③ N1がN2の種類
(5)あれは数学の教科書です。
(6)A:日本語の教室はどこですか。
  B:2階です。
3 「N1のN2」で、N1がN2の所有者、種類を表わし、状況からN2が何であるかわかっているとき、N2は省略できます。
(7)A:これは誰のかばんですか。
  B:わたしのです。
(8)A:それはいつの新聞ですか。
  B:きのうのです。
(9)わたしのはどこにありますか。
余裕があれば
4 N1がN2の所属先であることを表わす場合があります。
(10)わたしは東京外国語大学の木村です。
5 N1とN2が同格の関係であることを表わす場合があります。
(11)日本には、春と夏と秋と冬の4つの季節があります。
(12)この人は友だちの田中さんです。